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彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

へうげもの新刊と解禁♪

すでにfacebookTwitterではお知らせしましたが、
へうげもの」新刊22服発売もされ、家にも新刊が届きました。

へうげもの」主人公古田織部を今回原作者の山田芳裕先生が去年暮れから正月にありました浅草「まるごと日本」での会期中お買い上げ下さいました。

実は、会期中は古田織部の子孫の方にも織部像像を納品と嬉しい事が続きました。
原作者が作品を買ってくれる事はなかなか無いので今回はかなり嬉しい出来事でした。
なかなか発表も出来ないまますでに6月末(笑
編集さんのOKも出ましたので。今回発表です。

こちらの羽織バージョンです。
もちろん頭巾と燕庵の屏風もセットで。

この老織部像は制作の話を編集さんとしていまして、白髪鬼バージョンで顔はカネコ仕様。
もちろん漫画の絵は駄目。
フィギュアになると殊更に山田先生は嫌との事で、自分の織部像をとの事で!
織部像は袴と着物のシワを今までよりも追求しました。(この先に清正像の袴があります)
山田先生が羽織バージョンをお買い上げになったので、私の手もとには着物バージョンがあります。


こちらの着物の方のシワは自分で言うのもなんですが、面白いシワ表現ができていると思います。
自分で麻の着物を着てこのシワが出来た所を撮影といった感じです。
でも、羽織を羽織らせると、その着物のシワは見えなくなります(泣
ちなみに織部像を制作した後に子孫の方にも話を聞いて身体的特徴等を話たり聞いたりしました。
これはなかなか興味深かったです。

で、まず、利休像を制作したのが編集さんの目に留まり、一昨年に織部像。


懐かしい(笑
この時三越で子孫の方が訪ねてきてくれたんですよね♪
ちなみに古田織部は男系一族皆切腹を徳川家から言い渡されます。
ですので女系の血で残っていき家が明治維新まで武家で残っていき今に至ります。
織部と利休はフランスにでルーヴル美術館とパリでのへうげもの展でも展示しました。
最近関係各所に作った作品が納められていくのは嬉しい限り、そして、作品が更に評価される様に精進していきたいと思います。