旅ブログはお休みして今の制作について。
旅のブログがまだ途中なんですよね。
しかし、今締め切り前でなかなか他の事ができません。
ここ2年出させてもらってるグループ展があります。
兎に角凄いメンバーばかりですが、立体で出展しています。
今回は伊庭八郎の二体です。
連作でして、一体はルーブル美術館で展示したものです。
ずっと連作したかったのですが、なかなか作るのが難しく、数年掛けて自分のレベルを上げて今回制作になりました。
この2年は退治モノで妖怪と武士だったのですが、(それも大きな)今回は武士の立ち姿。
でも、制作期間はほぼ同じ(笑
それくらい難しかったです。
なびく陣羽織、はためく義経袴。
薄く薄く彫り出し、たまに失敗してやり直して、バランスとって。
この数ヶ月これの繰り返し。
最後に下緒。
紐状のものを彫り出す。
折れる折れる。
まる二日掛かり彫り出す。
途中写真を。
凄いのは自立しちゃうんだな。
これ。
心形刀流の居合表五本目な感じです。
私制作するにあたり粘土で原形等作らないのでいきなり塊を彫り出します。
バランスは制作しながら。
だけど、ちゃんと重心は狂わず制作出来るのは多分天性のものか?
「金子と神田のご先祖さま才能ありがとう。」
と思い制作してます。
作品名は「名誉新談伊庭八郎」です。
後ろに参考にした浮世絵も写ってますが、この作品更に模様描きが今までで一番難しい。
袴の折れとシワにどう模様を描く?
筆が入らない。
その為分割して制作しています。
組み立て、色乗せをしながら完成させていくわけです。
甲冑の武者も本当面倒いのですが、これ、もっと面倒い。
模様描きの1発目。
今はやり直しの為元の状態です。
亀甲に唐花。
こんなのシワに合わせてどう描いていくの??
こういう時いつも平面は良いよな。
と思う。
三次元で、それも360度色々と混乱します。
ちなみの今回も彫り跡は残してあります。
みえませんが、腿等ももちろん彫ってありますがかなり荒く彫り跡が残ってます。
今色乗せながら荒い仕上げだな…
と後悔してますが、組むと見えないのでこれで良かったんだと思い出します(笑
ちなみに足裏。
でも、下から見上げたら見える場合がある。
ので彫ってあります。
穴は芯が入る場所。
固定しますので。
このままで出しても作品として正解なんだろうけど、色乗せないってなんか中途に思うので。
色は乗せます。
乗せないで納めた作品ももちろんありますが。
さて、そろそろ色乗せ作業に戻ります。
今月はかなり厳しい。
コロナの予約票も送られてきましたが、多分接種は来月だろうな……
40代なので年齢的にこの予約票はかなり早い。
まだ、医療関係者じゃない自分の周りはもちろん接種した人いないもんね。
ではでは。