whole8 オフィシャルブログ        カネコは食わねど高楊枝

彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

先週の事。

最近蕁麻疹に疲れきってますが制作はして、その合間に作品を見に行っています。

先週末の事。

蕁麻疹も出てないので、もしもの時の強い抗アレルギー剤を持ち東北へ。

朝6時に家を出ました。

まずは仙台!!

新幹線はカッコいい。東北新幹線は特に!!

仙台に着いてそこから30分ほど常磐線に揺られて船岡へ!!

とても遠くへ来た感じがするけど…

ここから歩いてしばたの郷土館へ。

駅から散歩がてら向かう。

城下町の道を残してている町。

そして道、と建物。

とても風も気持ちよく歩く。

途中結構挨拶されるので挨拶して、道を聞いたり、楽しい。

そして!!

おおーーこれの為に!!

郷土館入り口。

そしてやっぱり無料なのである。

ここで以前Twitterd知り合った学芸員の岡山さんに声を掛けるが、「今出ててるので帰ったら伝えます。」との事で一人で見てみる。

凄いのは撮影可という事だ。海外は当たり前だけど、日本では珍しい。

小室達(こむろとおる)さんの伊達政宗騎馬像の制作について。

を見ていると。岡山さんが帰ってきた様で声を掛けてくれて、ここからはマンツーマンで説明をら受けなが色々話す。

とにかく実物の原型の政宗像は凄い!

馬の脚部の鉄芯の入り方。

この脚の鉄芯の入り方を見て分かる通り同じ様に今回の地震で騎馬像の脚が折れた。

この脚部等の修理で5000万円の修理費用が掛かると新聞にもでていた。

この修理より新しく鋳込んだ方が良いのかも?

と話していたのですが、県民は昭和の戦時供給で騎馬像が金属供出で出され、溶かされた後戦後小室さん宅に残っていた原型からまた復建させた像に愛情があるのでやはりまた作り直すより修理の様です。と話を聴いた。

伊達政宗騎馬像の原型

後ろ姿。また鋳込めるように鋳造師がカットしてあるとの事。


それ以外にも制作代金や、小室さんの苦労色々聞けました。

自分が今制作しているとある騎馬像。

この苦労が分かります。

私はどうなるのか??

とにかく作らないと話にならない。

座像も展示してあります。

こちらの座像自分もいつか制作したいと思います。

小さい騎馬像。

この騎馬像は小室さんが像の制作代金に当てる為に制作したとのこと。

今で言うクラファンのお返しみたいな感じかな?

戦時の金属供出でほとんど残ってないらしく、見かけたら即買いの像です!

書ききれない位で色々話して、郷土館を後にしました。

城後にも行ってみましたが、もう、何もなくちょっと寂しい。

このまま仙台に出て帰ったのですが、

帰りの新幹線修学旅行ニ校と重なり地獄の様な社内でした。

次はまたゆっくり観光に来たい。

と。去年岩手行く時近くを通っているので全然余裕で行ける。

次はハーレーだ!

岡山さんもまだ見せたい市内の小室さんの像があると話してくれたので、またの機会に。

さて。

夏の幻獣展の制作制作。