whole8 オフィシャルブログ        カネコは食わねど高楊枝

彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

今週は。

今週は変な天気。
そして、無理をしているせいでまた、粘膜が切れ始め、身体が休めといいます。
そんな時同流の稽古仲間のY氏が久々に家に泊まりに来ました。
せっかく来るのだから、楽しんでもらいたいし、自分も気分転換で増上寺に行くことにしました。
ただ、行く訳ではありません。
増上寺といえば…徳川家菩提寺
とありますが、増上寺といえば三門!
ここには重文の仏像があります!

この門の上に登らせてもらいます♪
寺務所に行きまして、日頃お世話になっているMさんにお願いしてありまして、
天祭でお世話になったYさんも説明で一緒に来てくれました。
そのまえに、寺務所で久し振りに執事長のAさんに会えたのは嬉しい限りでした。
この人と出会って話さなければ家康公像が増上寺に入ることも、色々なステージに行く事も無かったと思うんです。
で、鍵を開けてもらい、いざ!!

急な階段が現れます。

そして、

このように、仏像群が!!
制作の為写真を随分と撮らせてもらいましたが、ここではこの一枚で。
そして、さらに扉を開けると

この様に見渡せます。
三門から明治期に作られた大門があり、さきに国道1号東海道が、そして昔は芝浜で有名な芝の浜。
Yさんの話だと、赤穂浪士は吉良邸討ち入り後増上寺にて休憩を取ろうとするが、大門は開かず、そのまま、泉岳寺に向かったそうです。
それに驚きなのは、増上寺はえどきは今の15倍の大きさで見当が付きません。
そして、この三門は400年前の物。
本当に戦災をくぐり抜け大事にされて残ってきたものです。
徳川家康がこの中の仏像について命令を下した文章も残っているそうです。
そして、ベランダ状の所に出てみます。

御成門方面近影。
で、上をみれば…

三門の真ん中にある額装です♪
で、外に出て歩いてみました。
晴れているし、風は気持ち良く最高でした。

写真をば。
こういう体験はさせてもらえるようになった自分って不思議です。
そしてとても嬉しく思います。
稽古会のY氏もかなり喜んでくれたみたいでした。

そして、降りて、今度はこの日は休みなのですが、宝物館をこれまた、開けてくれまして、500羅漢像と、イギリスから帰ってきた2代将軍秀忠公廟の模型を見せてもらいました。
色々な説明をしてもらってみれるのは本当に楽しいです。
先に出た執事長のAさんにも以前増上寺ツアーをしてもらい、法然上人のお話等してもらいましたが、本当に素晴らしい体験でした。

そして、以前から気になっていた、建物を聞くと、それは経蔵といい、この建物も、戦災をくぐり抜けてきたとても凄いものでした。

と、こちらは経蔵というものなので、お経や紙類をしまっておくところ
そして中には輪蔵があります。
一周すると法然上人が写経した物凄い量の経一回分と同じだそうです。
法然上人は5回書いたそうですが、私にはさっぱりで…
たしか、チベットの方にもありますよね。
この八角の輪蔵びっくりするくらい滑らかに動きます。
ベアリングでも入ってるのか?と思うくらい。

写真だと大きさがわかりませんが…
こちら年一で見せてくれるみたいですね。
と、かなり長い時間のツアーを特別にやってくださいまして本当に感謝です。
お土産までもらって、かなりの気分転換でした。
本当に増上寺っていいな~
と思った1日で、そして、私にとって本当に大事なお寺なのです。
まだまだ書きたい事があるのですが、この辺りで。