whole8 オフィシャルブログ        カネコは食わねど高楊枝

彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

NYの個展の題名。

どんどん制作しています。
最近はほぼ工房からは出れずなのですが、少し前にDMをとある人に頼みに行きました。
後輩の榎本君。
以前にもここで紹介したと思いますが。
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この本に彼の仕事内容が詳しく載っています。皆さんが見たあのCMや野球は詳しくないのですが日本代表のマークは彼のデザインです。
友人がこうなってるって驚きですがとても刺激を受けますので是非。

有名なカロリーメイトのCM等々よろしかったら。
Amazonでも買えますので。

と、こんな彼にDMのデザインを頼みました。
宮崎生まれで大学で知り合ってからかなりながいですな。
DMに負けないようにしないといけませんね。

で、金子マコト個展の題名。
以前から考えていたんです。
金子マコト武者无類(むしゃぶるい)
略してカネマコ武者无類と考えていたのですが、NYでアメリカ人に武者无類は訳が難しく、そこはまた、違う海外帰りの友人と相談していくつか提案してもらいました。
案を少しばかり。

SAMURAI, thrill of it all
 日本訳すると、侍の醍醐味。英語での意味は、侍の、恐怖や快感で震える様な事柄。スリルとは、恐怖に対する感情だけでは無く、快楽に対する感情も含む事から、多くの作品を表現できる。

SAMURAI, War Cry
 侍の叫び。雄叫び。雄叫びには、戦いへの恐怖と興奮、残してきた物全てを捨てる覚悟の現れがある。よって、戦の中での表情は勿論、戦の合間にある日常を暗に表現しており、多くの作品を表現している。

SAMURAI, Shaking with Excitement for battle
 武者震いの直訳。戦に対して極度に興奮し、震える事。日本語そのままを訳しているが、長いのが難点。

と、こんな感じに。
で、榎本君とも話し多分。
SAMURI War Cry
になる感じです。
この言葉友人が初めに出してくれたものなんですが、長いより短くということで
Makoto Kaneko
SAMURAI War Cry
にしようという事に先程なりました。
初期の作品は静かな立像が多いですが、その場面場面の武者无類感で
これも良しかと。

ちなみに今制作の義経八双飛びの像と犬村大角の化け猫退治像はそれはもう、武者无類です(笑
この先近藤勇と伊庭八郎もありますが、八郎さんはちょっと間に合うか微妙ですな。

で、今義経の鎧直垂のシワをこの半月彫っています…
鎧も準備して、彫り始めてもいます。
昨日から化け猫も塊を作り始めました。
まさに師走なかんじで、休みはほぼないのですが、今週末やっと刀剣研磨の佐々木先生に会いに行きます。
楽しみでもあり、緊張もありで。
そんな週末まで頑張って制作です。
佐々木先生の所の話はまた後日。
では、制作に戻ります。