whole8 オフィシャルブログ        カネコは食わねど高楊枝

彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

すみません。

更新しなくてすみません。
今NYにいます。
個展も4日目が終わりました。
あまりにハードで、驚きで、記事書くの忘れていました。
あと、新しいipadは何故か記事が書けずで古いipadで書いています。
まず、個展はかなり凄い事が起きてます。
とある方のスタッフが訪れたり、NYでのシェアした記事を見た人、通りすがりだが話をきいていると実は物凄い人が…
と、毎日ニヤニヤしてしまいます。
色々なアーティストの知り合いが出来ました。
本当に驚くことばかり。
画廊主のハリーさんは本当に優しく初日から画廊の鍵を渡して「好きな様に使いなさい」「なんなら一晩中でも」と言ってくれました。
ありがたいの言葉しかありません。
でも、個展始まるまでは大変の一言。
ちなみに作品は8割方壊れ、かなり厳しい状態ですが、そこは大丈夫!
圧倒的な存在感が作品のこわれには関係ないのです!
特に新作の義経公と化け猫退治はかなりの評価の高さです。
先にも書きましたが、本当に驚く人が来てくれてます。
で、ここで作品の写真を

犬村大角妖猫退治。
これ、本当に大きく窓際に置いて展示してあります
そしてこちらの源義経公 八双飛び。

[
どうでしょうか?
大きさも伝わらずですが…
ちなみに模様は全て手描きです。
私は思うんです。
よく、木彫の作品に薄っすら色を塗ったり、彫り出した痕が残ってるの嫌いなんです。
途中で仕事終わらせてるみたいで。
昔の作品は丁寧に表面処理をして極彩色で漆等で色を塗った作品が多かったと思います。
長い時間の経年変化で今の状態になっています。
今の作家がだからって彩色、ましてや表面処理をしないのが好きではないのです。
もちろん、その彫り痕がある状態も良いのですが、私はきちんと仕上げたいのです。
ですが、そこに布地を切れ目に差し込む雛人形もちょっと…
と思うのです。
だから模様は手で描きます。
シワがあって難しいですが、描きます。
先のブログの塗装前の状態もこれはこれで良いのですが、完成前の状態にすぎません。
やっぱり、つらくても、その作品を最後まで輝かせたいんですね。
そんな想いがNYで評価されたんだな。
と思うのです。
でも、今NYのアパートのベッドで寝転んでブログを書いてますが、
もう、新作を作りたくて仕方ないのです!
また、大鎧か?当世具足か?
まずはモチーフ選びからです。