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彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

朝涼忌

5月31日は朝涼忌です。
ここでも随分書いてますが、
今年は大和守安定がかなり豪華になったものを伊庭家からと思っていますが、
まだ作業が終わらずで帰ってきてないようです。
最近の刀剣ブームもありますが、
今回は違う大小を伊庭さんから借りようと話しています。
ちなみに今回私の備前長船大小も持っていきます。
小は伊庭家から頂いた備前長船祐定で私の守り刀であり、そしてフランスルーブル美術館でも差す予定です(笑)
刃はつけていないので安全仕様の鉄の棒です。
(もちろん研げば刃はつきます)
ちなみに近藤勇の同刀が遺品で残ってますね。

そして演武は今回二刀の話があります。
なぜ?八郎さんが片腕でも刀が使えたか?
力だけで刀を使う訳ではありません。
丈寸から始まり小太刀。二刀による左右の分離。そして統合して丈寸と稽古体系があります。霊山の維新の道にもこの事は書きましたが、その体系と八郎さんの類稀ない才能が更にそれを可能としてます。
決して力で刀を振り回す訳では有りません。
と、多分先生から説明もあります。
心形刀流の二刀は有名な話ですが、武蔵流の二刀です。
元祖の伊庭是水軒先生は二刀でも負け無しと云われています。
体験など朝涼忌でやってみるのも良いかもしれませんね。
と勝手に考えています。

私?二刀は大して使えません。
いえ、使えません。稽古会で稽古はしましたが、使えるなんて、言ってはいけません!

最近は作家活動でほぼ休み無しで制作活動の為稽古には出れずなのです。
フランス終わったら少し余裕が出てきそうなので、稽古に復活です。

話がそれましたが、心形刀流と八郎さん。そして伊庭の刀。そして稽古会の数人が全国行脚して集めた
心形刀流の資料と知識を!(笑)
今回は八郎さんの遺刀の刀の話の続編を…

八郎さんを偲び、来てくれた方達には少しお楽しみをと。
それが朝涼忌と私は考えてます。