ほぼひと月ぶりに。
ほぼひと月ぶりで申し訳ありません。
そしてカウントも90,000人超えてました。
みなさんありがとうございます。
さて。
昨日は暴風雨の中搬入に行ってきました。
京橋で作品を展示しています。
と、今回は海外のアーティストが多い中で武士人形彫刻を発表します。
さて、今回は以上に時間がかかる制作でした。
浮世絵を立体化する上で二次元と三次元の差があります。
そのまま制作してフィギュアにするわけには行きません。
今回は制作、塗装最中にただ着物に白い線を入れるだけというのは良くないと思い、無謀にも試行錯誤しながら模様を全部描くという事にしました。
篤姫の打掛、伊場七郎の義経袴の模様と線模様。
より大変な全部に模様を入れるという作業。
とこの模様を描いたことが今回につながります。
「下女 お初」
で、制作の終わりの方ですが。
バラバラにもちろん作ります。
と、サフ吹きでこんな感じに仕上げます。
右矢ノ字の帯が上級の女中の印です。
着物は引きずるのでたくし上げ、股立を取ってます。
敵討ちの場面ですので、こういう格好になります。
顔は浮世絵に近づけてみるというのが今回のテーマなので、その様に。
だからのっぺりしてます。
で!塗装を。
今回は組みながら塗るにも考えながら塗装しないと組めなくなる所が多く苦労しました。
大きさも大きいので(篤姫より少し大きく)
青の着物といってもそれでは間がもちません。
で!
途中で全てに模様を入れる事を選択しました。
まだ、ちゃんとした撮影してないので結構暗いですが、こんな感じに。
わかりやすい様にアップで。
この模様は擦りを表現と、模様を両方で再現しようと思い。
全部に入れるのはかなりの苦労。
終わりの方は慣れてきましたが…
途中まで描き、合わせ目を消して、青塗って、白線入れて、模様描くという面倒。
そして最後に影を入れます。
後ろ姿。
この帯が本当に苦労しました。
で、鞘を挟む紐帯。
色々な資料みて、女性に聞いてと本当に女性像は難しい。
よく見ると歯はお歯黒です(笑
で、今これと伊場七郎こと伊庭八郎像を展示しています。
もちろんNYに持って行きます。
契約等もどんどん進み、実感が湧いてきてる感もします。
で、最近色々な人、画廊さんにも言われるのですが、私は男の武士像の方がらしさがあると言われます。
篤姫は凛とした感がでたまぐれな作品ですが(笑
次は男の像が続きます。
カネマコ武者無頼(むしゃぶるい)と題名を付けます。
私に関係ある事柄、人物をまず作りたいですね。
さて、今日から最終日までは画廊に行きます。
天気は良くないですが、よろしくお願いします。
金子マコト