whole8 オフィシャルブログ        カネコは食わねど高楊枝

彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

伊庭八郎の刀って‥‥

伊庭八郎の差してた刀といえば、大和守安定ですね〜
当時でも今でもお安くないです。
それも、なかなか見ること、ましてや触ることなんて皆無ですね。
でも今回はその大和守安定を手にした時の事をば。
歴史関係ですが、色々作ってると出会いもなかなかあります。
霊山なんか良い例です。
(私が書いた伊庭八郎の記事が読みたく霊山の会に入りました。
ってメールくれた方が数人いました。
ありがとうございます。)
稽古会の先生にも「心形刀流をやってなかったら〜」なんて話をされたのを覚えてます。
でも正に!!それなんですよね。
地方の資料館なら結構ウエルカムですが、霊山や子孫様や京都史跡関係はかなり不思議な縁です。
そんな感じでとある方に刀見せてもらいました。
去年の夏過ぎの事ですが、これだけではなく、刀数振り脇差もです。
はじめに手渡された刀は有名な虎鉄。


            五枚胴って斬る人の腕も凄い。          銘ですな。
   
刃紋はちょっとぼけてますが‥‥

で、次に「はい」ってなんな気にわたされたのが大和守安定!!
長さも手頃身体がでかいので本当にちょうど良い。少し長めでまさに
「なじむ!実によくなじむぞ〜!!」
最高に「ハイ」ッてやつだ。
素敵です。

                                         大和守安定

本阿弥家に研ぎにだしたそうです。美術刀剣仕上げなのでちっくとひかってますが。

このあとも数振り、そして平造りの脇差!!
これが本当に凄かったです。
写真撮り忘れてしまいましたが、鎌倉期のものでなかなか好きな姿でした。
脇差はおそらく作りもすきですが、平造りも好きです。
刀話は本当に楽しく、紹介してくれた方の話だと色々と喜んでもらえたらしく、
歴史や鉄好きもまんざら無駄ではなかったと思います。
昨日はまた体調不良で寝込んでしまいましたが、今日も資料選びと書き出しです。
明日清書で木曜は講演本番。
大丈夫かしら??