本当に。お久しぶりです。
お久しぶりです。
色々疲れてますが、制作の日々を過ごしています。
4月頃から今月8〜17までの「幻獣神話展」に出す為の作品制作をしています。
今回初めて声を掛けてもらって出させてもらいます。
と、こんな感じの塊を彫り上げました。。
文字で書けばすぐですが、本当に苦労の連続でした。
鵺は重さ15キロになるし、鎧は相変わらず面倒くさく、総角も彫るのは大変でした。
こんかいの展示はかなり有名な方がいて緊張します。
私としては初めてという事もあり気合い入れて制作します。
2点の作品を出します。
一つ目はNY での個展で発表した「犬村大角の妖猫退治」そして新作が「鵺と猪早太」です。
この猪早太はいつもと同じスケールの1/4・5程くらいで制作。
と、言う事は鵺はかなりでかくなりますね。
鵺だけで15キロ。
まだ毛並み等はほるまえです。
鱗は数千枚、毛並みは色を塗るときに彫っておかないとその理由が分からないのですが、大事な作業。
鎧の部品も。
ちなみに大袖は裏も彫ってありますよ。
ほぼ見えないのに………
この作業時に実は私右目が見えなくなりました。
眼球が傷ついて物凄い激痛と曇りで右目が数日見えなくなり、今も調子悪い状態です。
左目だけで彫って回復するのを待ちました。
自分で言うのもなんですが、凄いな俺……と。
今回の猪早太の顔は今までの作品とは違うアプローチで制作しています。
色合いも上手くいき、なかなか面白いかと思っています。
鵺は文字通りでよくわからなく、大変でした。
それに金子の血は猫退治の血でネコ科の身体を作るのも三越ライオン、妖猫、鵺の虎の身体と三体目だけど、やはり苦手です。
でも、虎はカッコいいですね。
筋肉が凄くて、
設置時全く見えなくなる背中の筋骨はかなり良い感じです。
この茶色に黒い虎模様を入れると全身に彫った毛並みのおかげで黒いラインがホワっとした感じになり毛の柔らかさが見えます。
鵺 顔は猿、身体は狸または虎。手足が虎で尻尾が蛇といいます。
こんなわからない生き物は苦労だけです。
くによしや芳年、豊国の浮世絵を見たりしました。
何故か作り始めてから鵺の浮世絵が集まること集まる事。
連絡あったりと、不思議でした。
そして一度夜中に鵺の「キーーーン」って声が聞こえた事がありました。
トラツグミみたいな声。
でも、家の周りにトラツグミはいませんし……
なんだったんだろう??
でも、工房には例の宝剣が置いてあります。
鵺斬りの刀になったかもと思いながら作業してました。
話題閑話
色乗せの作業になると今回は余りの模様描きの多さに本当に苦労しました。
胴の模様描きの写真を。
結構情報量が上がってきますね。
ちなみにこの作業後に視野が曇ってる事に気付きます。
その後以前より強い激痛と共に右目が見えなくなります。
あまりの痛みで今回は左目も開かなくなり、痛みで涙がずっと流れてました。
病院に行ってみてもらうと、やっぱり凄い傷で点眼薬を打ちました。
なんとか開く左目でまた作業をしましたが、この時は作業ははかどらなかったです。
原因は余りの集中で模様を描くので瞬きを殆どしてないらしく、たまに瞬きする時目が乾いていてまぶた裏で眼球を傷つけてるみたいです。
ちなみに、模様描きで15時間連続で数日だったので、傷もついたのでしょうね。
この後鎧直垂の雲模様も描いてます。
4ヶ月休み無しなので身体も疲れきってます。
終わったら少し休みたいと思います。
あ!!!
工房の引越しがある!!
なかなか休めなさそう。
来年の個展もありますしね…………
でも、充実してると言う事で。
ではでは。