は、8月…………
8月になっちゃった………
4月からとにかく頑張った。
1日15時間は最低彫る毎日。
手術も後回しにして、とにかく彫りました。
今回は指が少し変形とずっと彫刻刀握っていたので指先が痺れたまま。
腱鞘炎??
そんなの屁でもない(笑
と、何を頑張って制作してたかと言うと、
この8月の大きなイベント。
よろしかったら見に来て下さい。
でも、立体はやっぱり大変です。
写真撮影日まではやはり終わりません。
最近は二ヶ月で作る作品では無くなって来てますね……
去年は「猪早太と鵺」と「岩村大角妖猫退治」でした。
今回も大きい。
大鎧じゃないけど、大紋のシワはかなり難しく、見えない背中のシワなんかもとにかく凄いのです!
これで二ヶ月。
まだ茨木童子が上半身だけでした。
この後ろに茨木童子が。
京都一条戻り橋での出来事。
酒呑童子退治からの出来事。
夜に道に迷っている女性がいて、通り掛かった綱が彼女に声を掛けます。
そうすると鬼に戻った茨木童子は綱の髷を掴み空に舞い上がります。
綱は源氏の宝刀鬼切丸で童子の右腕を斬り落とします。
その瞬間を今回立体にしました。
今回もリアルではなく、浮世絵をモチーフにしています。
その為童子も漫画の様な顔です。
なかなかの迫力が出たと思います。
大きさはチェリーコーク缶と比べた写真で。
彫刻刀の彫り跡もなかなか良い感じで残してあります。
増上寺に納めた「法然上人像」は今思うと大きい像だったと思います。
これに色を乗せ、大紋の模様を描いて仕上げていきます。
とにかく四ヶ月全く休みなしで後半二ヶ月はほとんど外にも出ませんでした。
世間がコロナ騒ぎですが籠りに籠もって彫ってました。
皆が籠もっているのが我慢出来ないと騒いでるのを聞くとちょっと我慢足りないぜ!(笑
と思ったりしてました。
ちなみに今回もう一体「下女お初」を出します。
このお初さんがたくし上げている着物が今回に繋がる訳ですが、随分雰囲気やシワを追う事が出来る様になってます。
こちらも浮世絵を参考にしています。
豊国三代の作品です。
この像から模様を描くという事も始めています。
フィギュアの様にデカールやプリント出来たらよいのですが、そこはおもちゃと違うので手で描きます。
この作品でNYでの個展が本決まりになった訳です。
宜しかったら見に来てもらえると嬉しいです。
コロナ禍で有楽町に来てくださいと言うのも気が引けますが……
今回は週末しか在廊しないと思いますが、平日も行く事が有ればTwitter等でお知らせします。
私も疲れに疲れていて免疫力も落ち、基礎疾患もあり、A型とコロナ怖いので、少しゆっくり過ごしたいと思います。
でも、出品作家は一流ばかりです。
自分が憧れていた人もかなり居ます。
こう言う所に呼ばれる様になったのは嬉しい限りです。
少し緊張します。
でも、今回も悪いものではないと思いますので見に来れる方は見にきてください。
着彩写真はまだ乗せませんので、会場で。
では。