whole8 オフィシャルブログ        カネコは食わねど高楊枝

彫刻家 寺社仏閣、史跡等に作品を納めています。 whole8.6th@gmail.com

連絡。

ここ数日は肩と腕の痛みが結構酷く制作しては休みで大した集中力もない状態です。

そんな中うちの奥さんは従兄弟とのキャンプ会に行くと雨の中行ってしまい広い家の中で亀のムーさんとお留守番です。

工房でムーさんと寝たり、彫ったりと、どうも調子が上がりません。

そんな中。

今日増上寺の懇意にしてもらってるお坊さんからメールの返信があり、法然上人像は増上寺の貴賓室主、主にVIPをお迎えする部屋に一先ず設置されたそうです。

もう少し早ければチャールズ皇太子も見たのにな……なんて思いながら(笑

でも、自分の作品がこうやって大古刹の増上寺に納められるというのはやはり嬉しくて、努力も報われたかな?

なんて思います。

ちょうど今再放送中の「葵 徳川三代」で家康公が亡くなり増上寺での話等がながれてまして、当時の増上寺明治維新前までの増上寺のお話。戦中頃のお話をこの前増上寺の執事の青木さんから聴いてまして、驚きました。

今と違い徳川期の増上寺の凄さは今では想像だにできない程の凄さです。

徳川家の菩提寺ですし、(家康公の言葉で寛永寺は実質菩提寺ではないんですよね)

そんな所に自分の作品が納められるのはやはり嬉しいという言葉がいちばんなんです。

そして、自分が居なくなっても作品が残るというのは、美術の道を進んでからは大事な事だと思いますし、予備校時の自分に教えてあげたい事柄です(笑

去年の今頃は無心に法然上人像を彫っている頃です。

驚くほど集中力が高まり、無心になれてた頃です。

まだまだですが、こうして作品が設置され今日は嬉しい1日になりました。

身体は酷いですが……