クラフト アート ドール展
今有楽町は交通会館のゴールドサロンにて開催されてるこちらに出展しています。
初めて出したのが5回の時かな?
大阪に篤姫像を持っていきました。
その時は男性は自分だけでしたが、今じゃ男性の作家も増えてきました。
さそのあと、ニューヨークの個展後に出しましたが、最近は少しずつ人形というジャンルから離れてきているので、出しませんでしたが、招待作家として出させていただきました。
去年の幻獣展おわりから制作に入りました。
ずっと考えていた作品ですが、自分の技術がまだ伴わないので後回しにしていましたが、今回制作していきました。
簡単にいえば、武者がハーレーに乗るという作品です。
もちろん手彫りです。
結構デジタルでやると楽だよ、とか早い等言われましたが、アナログの自分はデジタル覚えるのに時間がかかり過ぎますし、多分覚えられないし、その時間あったら彫り進みます。
お寺に納めた作品も全て手で彫り出したものですし、そこは拘っていきたいのです。
ですが、予定では8〜10月遅くて11月頭にハーレーを彫り終えると思っていてましたが、難しい!
とにかく難しい。図面がないので若い時買ったハーレー雑誌を実家から持ってきて、更に海外から図鑑取り寄せ。更に色々買い足す。
プラモデル、ミニカー等々
しかし、見たい部分が判らない……
で、結局ヤフオクでの部品販売、YouTubeでのアメリカ人のフルレストアが今回とても為になりました。
けど、画面と実際1/6の大きさは本当に分からないです。
手探りで彫っていきます。部分部分で彫らないとリアルさが出ないのでそこは大まかにまずフレーム、エンジン、プライマリー、ミッション、前後フェンダー、タイヤ、タンク、スプリンガーフォーク、バッテリー、リアキャリア、左右バックと大まかに書いてこのパーツ群です。
さらに繋がるためのパーツ、ステップ、ブレーキバー、スプロケット、キャブ等々終わりがみえません。
エンジンだけでもかなりのパーツがあります。
まず、フレームの情形が皆無で、苦労します。モールドも入りますし、兎に角解らない。
おもちゃは役に立たず、雑誌は肝心なところがカバンに隠れてる。
あっても、年式のズレ等々本当に苦労します。
何度も言うけど、手で彫ってるからね。
ここまでできて半分いかない位の完成度。組み立ても難しい。
1箇所が数ミリズレてても最後に3〜4ミリずれてしまうと組み立てられない。
そして、これが完成しないと人物が制作出来ない……
10月頭にこの状態で、本当に焦ります。完成して色を乗せる……
会期無理かもしれないと頭によぎります。
そう!まだチェーンの事もおぼろげでした……
続く。